レース後の清掃登山
レースから1週間後の日曜日(10月28日)、大勢のランナーが清掃登山の為に集まった

2位になった奥宮俊祐選手も参加。「山に感謝の気持ちを持っていきましょう!」と挨拶

お楽しみは、スポンサーから提供された賞品が当たる抽選会。やっぱりウレシイ!

リーダーを先頭にレースコースに向かって出発。たまにはゆっくり歩くのも楽しいぞ

コースになっていた尾根道の縦走路に到着。明るい時に見ると雰囲気が違うなあ

ヘッドランプ用かな? コース脇に置き忘れられた電池を発見。すかさず回収

古い空き缶なんかも多い。レースのゴミは意外なほど少なかった
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みんなで奥多摩のトレイルを大掃除
集合場所となった武蔵五日市駅裏の公園には、電車が到着するたびに清掃登山の参加者が続々と集まってきた。日本山岳耐久レースでは、レースから1週間後にコースのゴミを拾って歩く清掃登山が恒例になっているのだ。
申し込み不要で当日参加OK。今年は130人が集まる大盛況の会となった。参加者はレースに参加した選手のほか、家族や友人を誘い合わせてやってくる人も多い。「ボランティア」と意気込むよりも、イベントとして楽しみにやってきた雰囲気だ。
参加者は各リーダーのもと、即席のグループに分かれて約10に分けられたコースの区間ごとにクルマや徒歩で移動。いよいよ山に入ってのゴミ拾いの開始となった。
私たちのグループは、山岳連盟の役員さんをリーダーに合計7名で入山。それぞれ、レースのときには走るペースも違って顔を合わせる機会もなかった面々が集まっているのが面白い。
70歳代でハセツネを完走したSさんや、2008年は娘さんもレースに参加させるのだと父娘で下見をかねて清掃登山参加のNさん。話してみると、それぞれがハセツネCUPを大事に思っている気持ちが伝わってくる。
担当の区間はレースの序盤すぎの笛吹峠から西原峠までの約4kmだが、尾根道までの上り下りを合わせるともう少し長い距離になる。尾根道への登山口でクルマを下りて、各自が片手のゴミ袋、もう片手にはゴミバサミという出で立ちで歩き始めた。
あれっ 意外にゴミが少ないぞ!
何人か山歩きを楽しむ人とすれ違いながら、レースのコースになった尾根道を目指す。その途中もゴミを逃さず拾ってやろうと、山道に目を凝らすもののキャンディーの包み紙などが少しあった程度。
山の稜線でレースコースにぶつかったところで小休憩の後、ゴミ拾い歩きを再開。いくつかサプリメントの空き袋や、ヘッドランプ用と思われる使用済み乾電池なんかを見つけて回収したが。意外にもゴミは少ない。でも、レースのときにコースを走りながら見たときには、もっと目立ってゴミが落ちていたはずなのだ。
そのゴミが自然に消滅したというわけでは、もちろんない。ゴミの少ない理由の1つは、レースの安全を確保するために最後尾に付いて歩く「スイーパー」という係の人が、目立ったゴミも拾ってくれていたということ。
それと、もう一つ。レースの比較的後方のランナーの中には、目に付いたゴミを拾いながらゴールを目指している人も結構いるのだと、一緒のグループで山に入ったメンバーが教えてくれた。
「結構、中身の入ってるサプリメントとかも多いから、最初より食糧のバリエーションは増えたりするんですよ(笑)」
ゴミをわざと捨てるランナーはいなくても、知らない間に落としてしまっていることも多いってことだ。知らない間にゴミを落としているかもわからない代わりに、山に入ったときには目に付いたゴミの1つくらいは拾って帰ることにしよう。
今回は、ゴミの少なさにやや拍子抜けしつつも、レースによるゴミや、目立ってトレイルが荒らされた跡がないことにちょっと安心した。
ゆっくり歩いてみると分かること
練習でも何度か走り、レースでも走ったトレイルをゴミ袋片手に歩いてみると、感じるのは登山者とトレイルランナーのスピード感の違いであったりする。
ランナー本人はそれほど速くないと思っていても、歩いているスピードから見るとかなり速かったりするはず。山をゆっくりと歩いてみると、トレイルでハイカーとすれ違うときに十分に減速する必要も身を持って感じるのだ。 |