
大会会場の小海公園。広大な芝生広場が気持ちよい
「ビギナーにも優しいレース、来年も出場します」「折返し地点の展望(三湖台)が素晴らしい」「会場の雰囲気と、プロデューサーの福田六花(ふくだりっか)さんのライブがよかった」……。約13kmのコース、標高差415mとトレイル初心者向けでもある舞台に、約200人のランナーが集まった「第1回 富士山麓トレイルラン」。
このレースはタイムトライアル形式で行われ、計8ウェーブ、2分間隔でスタート。タイム(上位)を狙うランナーもいれば、仲間とともに自然の中で走れる喜びを満喫するランナーもいて、楽しみ方は様々だ。距離が13kmとトレイルレースでは比較的短いこともあり、ランナーの装備は、ロードレースのように手ぶらやウエストポーチをつける人、給水用のハイドレーションをザックに入れる人など、自分の走力(コンディション)に合わせて道具を選び、走っていた。
大会会場は河口湖湖畔の小海公園。休日のレースを、ゆったりと過ごすことができたこの広い芝生広場は、今後のトレイルレースの形を象徴するシーンのようにも思われた。
■富士山麓トレイルラン WEBサイト http://www.runnet.co.jp/project/fujitrailrun/
ザ・ノース・フェイス、モンベルなど、アウトドアメーカーのブースも賑わった |
ステージを用意して、ライブを開催した、プロデューサーの福田六花さん |
受付を済ませ、競技注意などを聞くランナーたち |
ゲストとして参加してくれた、トレイルランナーの間瀬ちがやさんと、アウトドア・エッセイストの木村東吉さん。 |
スタート地点、福田六花さんがランナーにコース説明を行う |
約30人ずつ、ウェーブスタート。見晴らしのよい三湖台(折返し地点)を目指す |
最初の下り、勢いよく走り出す |
自然に囲まれたコースは、まさに森林浴ランだ |
足元を一歩ずつ確認しながら自分のペースで登っていく |
給水所では、水分とエネルギー補給を十分に行い、レースを組み立てる
トレイルランナー石川弘樹さんが、日本で理想的なレースを目指してプロデュースしたのがこのレースだ。50kmレース、15kmレースに約400人のトレイルランナーが集結。
トレイルレースというとアップダウンの激しい登山道を連想しがちだが、この斑尾のコースは比較的フラットで、ピークとなる山は斑尾山(1,382m)、袴岳(1,135m)、毛無山(1,022m)の3山と少なく、最大標高差も約500m。まさに自然の中を気持ちよく走ることができる、石川弘樹さんが海外レースで得た経験が生かされたコース設定。ランナーはこだわりのウエア、ザック、シューズを身に包み、元気よく走り出した。
あいにくにも大会中、終始雨が降り続いたが「動いていれば寒くない、むしろ喉が乾くくらい」と給水所(エイドステーション)ではドリンク、食料を大量にほおばる人も多かった。今回の給水所は、食料が充実しており、笹めし、じゃがいも、エナジーバー、バナナなどが用意され、ランナーを十分にサポートしていた。
トレイルの魅力はいくつもあるが、石川さんが考えた「またこのトレイルを走りたくなる気持ち」がこみ上げてくる、素晴らしい大会であった。
■Madarao Forest Trails 50km 斑尾高原トレイルランニングレース WEBサイト http://madarao.tv/forest-trails/
石川弘樹さんがスターター。「前に進むこと。そうすればゴールが近づく」ランナーを励ます |
防寒対策をして、一斉にスタート |
レース前半戦。まだまだ体力に余裕を残して走り続ける |
約8km地点の第1給水所。 |
トップグループはタイムとの戦いでもある。素早く給水して、前に進む |
女子の部で優勝した、キャリン・へリー(フランス)。タイムは5:59:34、2位に約30分の差をつけた |
充実した給水所での食料。笹めしは大好評だった |
約43km地点。雨にも屈せず、ゴールを目指す |
豊かな自然が広がる斑尾高原。トレッキングコースとしても有名だ |